スフィア基準

どちらかといえば(といより圧倒的に)私はラジオ派です。

中学生以来、何十年も・・

 

AM、FM、好みの局や番組は時期によって変わるものの

基本的にテレビよりもラジオです。

 

 

新しいものの見方や情報もテレビより入ってくるので

参考になります。

 

 

さてそんな中、昨日のInterFM the Dave Fromm Show を聴いていて、

「スフィア基準」というものを初めて知りました。

 

これは、被災者の安全を守るために定められた国際的な基準で、

例えば、一人あたりに必要なスペースは3.5平方メートルを確保 とか 

トイレは1つに対して最大20名、男女比では1:3(女性の方がトイレの使用時間が男性に比べおよそ3倍だから)を推奨・・など。

人道憲章と支援主要分野に関する最低基準を定める目的で設定されたそうです。

 

それに対して日本の「体育館で雑魚寝」というスタイルは到底この基準を満たしているとは言えず、

せっかく災害そのものからは生き延びられたとしても、

その後の避難所生活によって体調を崩したり、そのまま亡くなる(震災関連死)ケースも実際には多いようで

そのことについて話をしていました。

 

(2年前の熊本地震で「災害関連死」と認定された人は211人(平成30年4月現在)。これは建物の倒壊など地震の直接の影響で亡くなった50人の実に4倍以上)

 

 

 

 

これを読んでいるみなさま

スフィア基準てご存知でしたか? ぜひネットとかでも調べてみて下さい。

 

 

私は全く知らなかったし、

「体育館での雑魚寝以外に避難所の在り方はない」とさえ思いこんでいました。

 

けれど、よくよく考えてみて

これだけ あらゆる技術が発達していて、物が溢れかえっている世の中で

体育館での雑魚寝以外に方法はない ハズがないですよね。

 

実際海外では「エアコン付きテント」が張られている訳だから・・・

 

 

けど「そんな環境でも頑張る人、我慢する人」を美しく(?)取り上げて

見ている人にも「そういうものだ」と思いこませている一部メディアとか・・・orz

 

 

 

 

なんだか、これを知った時

 

無知な自分、どこか他人事のように災害を見ていた自分にがっかりしました..

 

地震、台風、豪雨など 明日は何が起こるか分かりません。

 

必要以上に不安にある必要はないけれど、でも他人事じゃないと認識することは大事ですよね。